沈丁花について

講習会

移植の困難な花木として最初に思い浮かぶのは沈丁花です。ガーデニングサポーター養成講座で講師の小山隆一先生より、弱った沈丁花の対応について伺いました。基本は植え替えはせずにメネデール等の活力剤を潅水の際に与えて様子を見るしかないとのことです。根切り虫の可能性があるため、オルトラン粒剤を撒いて虫が上がってきたら根切り虫のせいですが、やはり植え替えはできません。
幹がぐらぐらする場合は根が無くなっているかもしれません。根詰まりで土に箸がささらないほどになっている場合は、春先ならば、鉢換えは可能かもしれません。
沈丁花は挿し木は容易ですが、ある程度樹齢を重ねた(発芽から約5年以上)のものについては移植が不可能と言っていいくらい困難です。一般に挿し木が容易な木は移植が困難なことが多いです。
山椒なども同様に移植が困難で挿し木は比較的容易ですが、沈丁花ほどではありません。また、椿の様にどちらも容易な木もあり不思議なものです。
昨年の春に山椒(樹齢10年くらい)の鉢上げをしたことがあります。山椒のすぐ隣に深い大きな穴を掘って、大きな鉢を埋めて山椒の根の末端と鉢の上端を同じくらいにして、周りを大きく削り取って、そのまま静かに鉢に滑らせて収納してみました。たまたまうまく行きましたが大変な手間でした。
あとは始終優しい言葉をかけてあげるくらいしか手はありません。

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