フランスを中心として、世界の花の受容について文学等文化的な歴史的推移を含めて一般向けに書かれた本です。この新書版の文庫クセジュ叢書は定評のあるもので、著者のギヨーと薔薇の栽培会社ギヨーとの関係は分かりません。フランス哲学を学んだ該博な串田孫一の訳で、1964年日本初版です。
フランスを中心として、アジアはインドまでアメリカ大陸は、メキシコとブラジル辺りまでが述べられております。日本については、椿と百合が言及されているだけです。ヨーロッパ人の世界観が自ずから理解できます。
入手容易な図書ですし、内容は深いものでお勧めいたします。
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