椿の山採り

植木

これは、新宿区戸山ガーデニングの会として行ったのではなく、個人的な趣味で行った事例の報告です。何かの参考になればと思いお知らせします。当会ではこのようなことは引き受けませんのでよろしくご了承のほどお願いいたします、
椿の木には、チャドクガという危険な害虫が発生するため、新宿区などの人口稠密地では、丸ごと掘り取って欲しいと頼まれることがあります。これは、盆栽愛好家などでは山採りと呼ばれるマニアックな手法です。本年の7月に行いました。珍しい事例ですのでご紹介いたします。
掘り取った椿の木は直径10㎝、樹齢30年ほどです。掘り取って捨てるのが可哀そうだったため行いました。いわゆる切り株の挿し木のようなもので、椿の木の生命力が一番充実している7月が適期となります。
1か月後に芽が出て来て、3か月後に根が充実します。肥料は冬越ししてからです。花が付くのは数年かかるでしょう。確か伊豆大島の藪椿だったように思います。
このようなことは椿だからたやすいことで、他の木で真似をしたら枯れてしまうことが多いのです。

椿の根鉢の状態です。
掘り上げました、一度切り株状態になって、ひこばえが出ています。
幹と根を切りそろえました。
8号の素焼き鉢に鹿沼土単用で植えました。ここまでは7月末の作業です。
10月初旬の状態です。幹の栄養により葉が出ているので根はまだ充実していないはずです。

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